通常のコールドパーマでは再現が難しいカールスタイルやパーマのかかりにくい毛髪の方でもバッチリと結果のでるデジタルパーマ。
ですがこれもキッチリと施術しないと思わぬダメージが出てしまう落とし穴があるんですよ〜。
なんでかって言うとデジタルパーマ最大の特徴でありそれによって表現に広がりが出る熱処理によるもの。
デジタルパーマ最初期の頃はその加減が整理されてなかったので、熱で毛髪がゴワゴワになってるお客さんが続出してました。ちょっと触っただけで分かるぐらいだから相当ですよね。
デジタルパーマはコールドパーマと違いロッドで巻く前に1剤処理をしてしまいます。
巻いてから薬剤を付けるコールドパーマはロッドを外してかかり具合を確認出来るので、1剤の放置時間が設定しやすいのですが、巻く前に1剤処理をするデジタルパーマはどのくらい薬剤の浸透が進んでるのか分からないのですね。
これ単純に目立たない所をロッドで巻いて確認すれば済むことなので簡単に対処出来ちゃいます。
しかも後で熱処理しますから薬剤の浸透具合も少なめぐらいでちょうど良し。
1剤処理後に薬を洗い流してデジタルパーマ専用ロッドに巻くのですが、やはり薬剤が残ってる状態で熱処理しますと、これまたダメージの元になりますので、よ〜く洗い流します。←ここかなり重要です。
その後の熱処理なんですが、これはデジタルパーマの機械を売るメーカーによっては言うことが大分違う様で、毛髪が乾燥するくらいに徐々に熱を上げる事を進めるメーカーもあるかと思えば、絶対乾かさないほうが良いってメーカーもあります。
オープンセサミで導入してる機械のメーカーは後者でして、乾かす方法も実験しましたが、乾かさないほうがカールが柔らかいですね。温度も低温でマックス60度。ちなみに乾かすことを奨励するメーカーは90度以上に温度上げるみたい。
縮毛矯正とデジタルパーマを同時施術する時は45度設定です。これでもかかっちゃう。
それから使用する薬剤ですが、薬剤そのもののphが酸性のいわゆるコスメ系の薬剤も多様します。すでにパーマが施術してあったり、カラーをしている方にはかなり有効。
「カラーリングしててパーマかけちゃうと髪毛いたんじゃいますよね?」
って思われてる方にはコスメ系の薬剤の使用でまず心配いりません。
長さがミディアムからロングの方でヘアカラーをしてて、それでいて今のヘアスタイルにマンネリを感じてて、でもパーマは傷むんでしょ?ってお客様には強くオススメしてます。