白髪染めのアレルギーのお話。

地肌

先日のエントリーでも毛髪科学の進歩を礼賛いたしましたが、尖ったニュースがない事で地味なニュースが目立つのは平和な証拠。いいことです。

脱毛医療へ〜光り輝くニュース〜

さて今日は今日とてまたの毛髪にまつわるニュースがYahoo!トピックスになっておりました。

 

白髪化促す遺伝子特定、研究 (AFP=時事) – Yahoo!ニュース

ニュースの中では遺伝子に踏み込んだ治療方法を…などと書かれておりましたが、それほど大それた治療をしてまで白髪をどうにかしたいって方がどれほどいるのでしょうか?と、途中まで読んでいて思ったりもしたのですが、研究の中心はむしろ人種間での遺伝子による毛髪への影響の相関関係にあるようです。読んでもらうがためのタイトルになってるのがどうもね…。バイラルメディアじゃないんだから…。

それよりも僕らの仕事に直接関係のあるニュースとしてこちらです。

 

茶髪や白髪染め「ヘアカラー」でアレルギー 発症後、使う度に重症化も (産経新聞) – Yahoo!ニュース

100パーセント安全でないことは承知でこちらも施術しておりますので、特に初めての来店のお客様にはキッチリと確認を取るのは大前提。

たまーに”かぶれた”経験があることで他の染毛剤を選択することはあるのですが、どうもそのアレルギーって言われる範囲の定義があいまいにでしたので、調べてみました。

アレルギーと自己免疫疾患

ウィキペディアより引用

アレルギー

疾患外部からの抗原に対し、免疫反応が起こる疾患。

アトピー性皮膚炎や花粉症など外部からの要因が原因。

自己免疫疾患

自己の体を構成する物質を抗原として、免疫反応が起こる疾患。

リュウマチや円形脱毛症

アレルギーの種類

1型アレルギー

代表的な疾患としては、蕁麻疹PIE症候群食物アレルギー花粉症アレルギー性鼻炎気管支喘息アトピー性皮膚炎アナフィラキシーショックがあげられる。

2型アレルギーが自己免疫疾患からの反応みたいで膠原病や円形脱毛症などの疾患だそうです。

で、問題の”かぶれ”が

4型アレルギー

代表的な疾患としては接触性皮膚炎(いわゆる「ウルシかぶれ」は「アレルギー性接触皮膚炎」の一種である。)ツベルクリン反応、移植免疫金属アレルギー腫瘍免疫シェーグレン症候群感染アレルギー、薬剤性肺炎ギラン・バレー症候群があげられる。

Yahoo!トピックスの中では上記の2つがまぜこぜに含まれておりまして、顔が赤く腫れ上がった方は1型アレルギーですね。

薬剤自体は比較的強いアルカリ性で出来てますので、お肌が過敏な方は結構赤くなってしまいます。でもこれはほとんどの場合炎症を起こしているだけで”かぶれ”まではいってないと思うんです。でも体調に関わらず毎回赤くなるようなら注意が必要です。出来ることなら別の染毛方法がいいですね。

植物を加工して毛髪に対してのトリートメントでついでに色が淡く付くことで、なんとなく安全そうな”ヘナ”。上記にもあるますように植物かぶれの代表格”うるし”と同じく4型アレルギー出ることもあるようなので、接触性の皮膚炎を持ってる方は気にした方が良いかもしれません。

パッチテストについての疑問点

本来ならば染める前にしなくてはならないパッチテスト。

具体的には目立たなく肌の弱い部分、腕の内側などに染毛剤をつけて24時間〜48時間置くって方法なのですが、一定の刺激のあるものをそれほどの長時間つけっぱなしって、必ず赤くなりませんかねぇ?

なおかつ染める2日前にサロンに赴きテストをして2日後に染めてもらうのって本当に現実的でないんですけど…。

あるメーカーがお客様にアンケートを取ったところ潜在的に染毛時に頭皮に刺激を感じている方は思ったほどよりもうんと多いそうなんです。

美容師は必ず「沁みたりしたら言ってくださいね!」などと伺うのですが、大抵の方は我慢してると。なので我慢されてる方は大事に至る前に一度パッチテストした方かいいかもしれません。1型アレルギーでしたら早ければ5分程度で症状が出るそうですから…。

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